2010年4月一覧
外注費と給与
こんにちは、鈴木です。
もうすぐGWです。まとまった休みがなかなかとれない社会人には待ち遠しい日々でした。
有意義に過ごしたいと思います。
今月のテーマはソフトウェア開発会社の処理ですので、今回は個人へ委託する場合の取り扱いとして外注費処理する場合と給与処理する場合との違いについて触れていこうと思います。
<法人の処理>
法人税... 外注費は損金算入
給与は損金算入で同じ(役員などで一部例外)
消費税... 外注費は課税仕入れより税額控除可能できる
給与は不課税仕入れなので税額控除不可
所得税... 外注費の場合、その受託した個人の側が確定申告をする義務あり
給与の場合、源泉徴収をして年末調整(法人が事務をする義務あり)
社会保険... 外注費の場合、法人は不要、個人が国民年金・国民健康保険へ加入し負担
給与の場合、法人で加入が必要(法人・従業員折半で負担)
労働保険... 外注費の場合、法人での加入は不要、個人には手当なし
給与の場合、必要(法人・従業員折半で負担)
法人側から考えれば、消費税も有利となり、社会保険や源泉徴収の事務手数も減るので、雇用契約がなければ、とりあえず外注費で処理したいというようなケースが多いと思われます。
正直、社長さんから相談されるケースもあります。
税務的には、雇用関係を実質的に判断するということで、責任範囲や就業形態、交通費の負担等から判断されることになり、悩ましいところではあります。
また、節税目的で体裁を整えようとするならお勧めはしたくないですね。
雇われる個人にとっては、社会保険等がない上に、失業手当や退職金などの備えも一切なくなる形態ですので、このようなケースはあまり、長続きしないように感じています。
(記)鈴木 良期
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信頼の継続をモットーに
税理士法人ハガックス
〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町28-6
TEL 03-3476-1381
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IT投資に関する(中小企業等基盤強化税制)について
ソフトウェア開発会社に関連する税制の一つに「中小企業等基盤強化税制」があります。
IT設備投資の中でも、「セキュリティが確保された、特に企業の競争力強化に貢献する
設備に限って導入を支援する」ことが目的とされています。
また、従来の情報基盤強化税制は平成22年3月末で廃止されましたが、中小企業等基盤強化税制に
引継がれるかたちで税額控除又は特別償却が適用されています。
<対象者>
資本金1億円以下の中小企業者(資本金1億円超の子会社等を除く)
※青色申告者に限る
<対象設備:取得した設備の合算額が70万円以上>
ISO/IEC15408に基づいて評価・認証されたもの
※具体的な製品リストは下記HPよりご確認下さい。
(参照:IPA 情報処理推進機構HP)
http://www.ipa.go.jp/security/tax/index.html
※中古資産は対象外
<適用期限>
平成23年3月31日まで(当該期間内に取得又は製作し、事業の用に供するもの)
<内容>
税額控除(7%)又は特別償却(30%)の選択摘要
※税額控除については、当該事業年度の税額の20%が上限。
※資本金1億円以下3,000万円以上の中小企業についても7%の税額控除が可能。
「特別償却」は課税の繰延なので、最終的な税負担額は「税額控除」の方が低いです。
適用する会社の事情によって異なりますので、どちらが得かは一概には言えません。
できるだけキャッシュフローを温存したい会社なら、一時的な税負担額が低くなる
「特別償却」を選択することも考えられます。
<中小企業投資促進税制について>
「中小企業基盤強化税制」とは以下のような違いがあります。
・対象となる資産の範囲が異なります。
・適用期限は平成24年3月31まで
・資本金1億円以下3,000万円以上の中小企業について、7%の税額控除はできません(特別償却のみ)。
(参照:中小企業庁HP 22年度税制改正)
http://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/zeisei/2010/download/100105KaiseiGaiyou22.pdf
税収の厳しい中、政府はIT投資に関して積極的に減税策を講じています。
是非、見落とすことのないように有利な税制を活用して行きましょう。

(記)野澤 正伸
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ソフトウェア受託開発会社の決算時の注意点
ソフトウェアの受託開発を行う会社の場合は、決算時の注意点として、
売上計上されていない開発作業に係る人件費等の原価を全て、棚卸資産に計上する必要があるということです。
このために、プロジェクトごとに人件費を集計する必要があるのですが、これには
各プログラマーやSEの作業時間を月報等によりプロジェクトごとに把握していないと
できません。
決算の時になってから経理で集計しようとしても間に合いません。
日頃いかに負荷なく原価の情報を集められるように工夫できるか、その点が大事だと思っています。
毎月行えば正確な情報で経営管理もできますしね。
記)石川桂子
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